ヘウケモノ也へようこそいらっしゃいました。ゆっくり閲覧ください。

No.12さむしろ2015-02-23 09:36:01.51152
その3.
No.13さむしろ2015-02-28 13:25:01.013826
その4。
No.14さむしろ2015-03-09 22:22:10.56155
その5。
No.15さむしろ2015-03-09 22:23:01.360603
その6。
No.16さむしろ2015-03-22 22:14:57.646223
その7。
No.17さむしろ2015-03-22 22:19:48.08703
その8。
No.18さむしろ2015-03-30 09:26:31.768608
・・・・・。
No.19さむしろ2015-03-30 09:27:47.956035
制作依頼。
No.20さむしろ2015-03-30 18:40:41.954599
正面はどちら?
No.21さむしろ2015-04-06 09:26:18.865926
承知しました。
No.22さむしろ2015-04-10 13:04:03.785332
見切り発車で造り始めていた三角花入は、美術書などの写真でおなじみの三角の角面を正面として掛けられるよう裏側の面の部分に鐶穴をあけていた。要望された面を正面とするには、鐶の位置を変えて造り直さなければならない。
No.23さむしろ2015-04-10 13:06:06.085399
急遽造り直し。
No.24さむしろ2015-04-21 10:10:57.037404
その夜物原氏は、テレビで野球観戦をしながら桃山茶陶の図録をながめていた。
No.25さむしろ2015-04-21 10:21:04.203064
物原氏は、これまでこの図録は何度も見ていたが、この写真をまったく気にとめることなくながめていた。
この写真が載っていたことさえ記憶になかった。
No.26さむしろ2015-04-27 09:46:26.439184
図録などで見るほぼ全ての写真が同じ方向からの写真で、他の面がほとんだわからない状態での「三角花入」制作であったたことから、送られた写真が角度をわずかに変えただけのものであったにもかかわらず、これまでわからなかった面がわかる、非常にありがたい写真であったようである。
No.27さむしろ2015-05-11 09:24:01.269303
急ぎ仕上げ、
No.28さむしろ2015-05-11 09:25:38.656854
焼きに。
No.29さむしろ2015-05-18 17:34:06.443908
第一回の窯焚きを終えるとこんな感じです。
だんだんと焼き味を重ねていくイメージです。

そして、次の窯焚きでサンギリをつけます。
サンギリは数回にわたって行います。
No.30さむしろ2015-05-18 17:40:35.714887
二回目のサンギリかけを終えました。
サンギリかけはまだ続きます。
(サンギリは一回の焼きで一ツの面にかけるようです。)
点検しながら次の焼きを考えます。
No.31さむしろ2015-05-26 09:36:25.06572
窯焚きは続きます。
No.32さむしろ2015-05-26 09:42:20.882471
「名品・備前三角花入」三枚目の写真を入手。
この写真によって、三面のうちの一面、それも正面となる面が明らかになった。極めて重要な写真が手に入ったことになる。
No.33さむしろ2015-06-15 09:56:12.619049
何度も見ていながら見えなかったものが、ある日突然、現れた。
No.34さむしろ2015-06-22 09:31:49.849443
その夜電話をしてみると、安人先生も気付かずに見落としていたことがわかった。
No.35さむしろ2015-06-29 10:31:02.5554
この時点で気付いたことを幸運ととらえて。
No.36さむしろ2015-06-29 10:37:08.782419
桃山名品と同様 ”何でもアリ” の様相になってきた。
No.37さむしろ2015-07-20 12:36:08.097947
安人の窖窯はうなりをあげる。
No.38さむしろ2015-07-20 12:42:24.195877
窯を閉じて間もなくとんでもないことが始まった。
No.39さむしろ2015-08-28 17:30:01.670076
夏の間、まきろんが多忙のため制作がとまっております。読者の皆様にはお待たせをしまして大変申し訳ありません。

原作は渡し済みですが諸事情があり、無理が言えません。わたしも一日千秋の思いで届くのを待っているところです。すみませんがもう少しお待ちください。
No.40さむしろ2015-08-28 18:00:53.253448
美術展のお知らせです。

特別展 破格ー桃山備前ー
期間9月18日(金)〜11月8日(日)
場所 岡山県立博物館

HPには、
「安土・桃山時代に制作された、『茶の湯』にかかわる備前焼を一堂に集めた展示を行います。陶芸家や茶人の方の協力を得て、『破格』とも表現される桃山備前の魅力を様々な視点から紹介します。
とあります。


わたしが得た情報では「様々な視点」がキーワードで、これまでよくみた一面的な鑑賞、解説にとどまらず、多面的な視点から『破格』がなにであるかを見せ、あるいは考えさせるものになるのではないかと期待しています。

展示作品の詳細は今のところ不明ですが、安倍安人さんがいうところの「アーティストもの」に特化した、これまでなかった、あるいはやりたくてもできなかった画期的なものになるようです。

聞くところによると、上記のように画期的な催しにもかかわらず、予算の都合(?)で広く広報ができていないようです。興味のありそうな方には声掛けをして広報に協力ください。
No.41さむしろ2015-08-28 18:14:49.828607
備前の異彩「安倍安人展」 が開催されます。

期間 平成27年10月2日〜11月25日
場所 岩国美術館
     山口県岩国市横山二丁目10-27
     錦帯橋近く吉香公園内にあります。

東予時代から近作までの安人作品が展示されます。
こちらの広報にもご協力をお願いします。
No.42さむしろ2015-09-07 11:05:42.900566
冷える間もなく目当ての作品を取り出すと、次の狙いを定め、直ぐに次の焼きにかかる。
No.43さむしろ2015-09-07 11:12:18.02102
合間をみてカン造りだ。カンも新しいものでは風情がない。成形、焼き入れをして強度もつける。
No.44さむしろ2015-09-10 11:42:03.77096
窯も7月から焚き続けだ。
水をかけるだけではどうにもならない。
やはり時間が必要だ。
No.45さむしろ2015-09-11 18:24:37.973201
備前の異彩 安倍安人展
「ギャラリートーク」

会場 岩国美術館1F
山口県岩国市横山二丁目10-27
日時 平成27年10月10日  午後1時30分〜3時30分

第1部 アベアートの造形と焼成
      展示作品を中心に

第2部 桃山名品茶陶の真実・裏から見えてくるもの
     
    9/18〜11/8 岡山県立博物館で開催の「破格 −桃山備前−」の図録を見ながら
    徹底解説をしていただきます。


「破格 −桃山備前−」の図録をお持ちの方は持参して、図録を見ながら話を聞かれれば分かりやすいと思います。
図録は、当日、会場でも準備しておきますので、ご希望の方は買い求めください。

会場の都合で、椅子席に制限があります。
参加を希望される方は、予約下さい。(立ち席も多少あるようです。)
予約は、岩国美術館
メールinfo@iwakuni-art-museum.org
まで。
No.46さむしろ2015-10-02 10:03:59.479828
いよいよ最後(となるはず)だ。

長かった闘いも終わりだ。
No.47さむしろ2015-10-02 10:14:24.361655
ほかの仕事を一切放り投げ一心不乱に闘い続けた四か月であり、桃山名品の偉大さを思い知らされた四か月であり、壁の高さを思い知った四か月であった。
しかし、疲れさえも心地よく感じられ、満足感さえ感じているようであった。
No.48さむしろ2015-11-23 23:31:16.547555
依頼の三角花入が出来上がったところで終りとしたが、もう少し何かあるだろうという思いを裏切られた感があるとの声があり、続編とはいかないが仕舞いを変えることとした。
No.49さむしろ2015-11-23 23:38:21.871604
没後400年 古田織部展始まる。
No.50さむしろ2015-11-23 23:42:45.975702
多くの人、人、人と盛り沢山の展示に、少々疲れ気味で最後の展示室に入る。
No.51さむしろ2015-11-23 23:45:01.534886
なるほど、このような企画だったのか。
No.52さむしろ2015-11-26 18:05:04.676719
明けて、平成27年正月。
No.53さむしろ2016-02-02 09:53:17.888932
束の間の穏やかな日々。
No.54さむしろ2016-02-02 09:55:09.964708
今日は取材だ。
No.55さむしろ2016-02-02 09:57:30.389133
大仕事を終え、しばしの安息。

安人先生の表情も穏やかだ。
No.56さむしろ2016-02-02 10:00:18.565001
苦労の制作過程も今では楽しい思い出。
No.57さむしろ2016-02-02 10:05:47.444671
まきろん相手の説明にも熱が入ってくる。

No.58さむしろ2016-02-02 10:11:53.463356
古田織部没後400年を記念した企画の中で最も
織部の本質を見せてくれた(と思っている)企画、
岡山県立博物館の「破格」展

天下の大名品「備前三角花入」との対面である。
No.59さむしろ2016-03-21 20:22:27.260287
まきろんが安人先生の様子を見るためアトリエを訪ねた。
No.60さむしろ2016-03-21 20:32:56.503991
完全燃焼したつもりの安人先生も”破格展”を見て何か新しい意欲が芽生えたような・・・?
No.61さむしろ2016-03-21 20:38:41.91711
そこへ、物原さんがおはぎを持ってやって来た。
これでなんとか終りにこぎつけることが出来た。

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