安倍	だけど、どうもそのあたりが、すべていわゆる、作る者も、業者も、見る側も、学者も、何もかもが全部、それを平行線上に見ていなくて、ひとまとめに見てしまっている。
門脇	はい、はい。
安倍	そこに大きな間違いがあり、問題がある。そうすると、片方の路線は確かに職人がやって、大量生産をやって、それは繁盛して大きな企業になったでしょうけど、もう片方は、あくまでこれはうしろに大きな資本、権力があって、それのバックアップのもとに出来ることであって、それのない今日では出来っこない。それをやると、家庭不和になる。（笑）
門脇	（笑）
安倍	それは、もう、不可能です、生活を成り立たせることは。
門脇	はい、はい。

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