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No.283 | さむしろ | 2005-05-06 13:04:38.94651+09 |
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そんな気がしますね。 277でコンテンポラリーを始めた頃を境に造形が変わったと述べましたが、これは造形が「生真面目」なものから「変幻自在」なものに変わったという意味で述べました。それとは別に、例えばこのHPに茶碗が二つ載っていますが、画面右の伊部茶碗は2年前頃のものです。画面左の伊部茶碗は制作年が手元ではわかりませんが、’97より前の作です。最近の茶碗は、また形が変わっています。 5/18からの阪急うめだ本店での安倍安人のグループ展に新作茶碗が出品されていて、インターネットからみることができるようです。比べて見て下さい。アドレスはマスターお願いします。 同一のパターンのものを何点か造ったら、その次は別のパターンに移っていくような傾向を感じます。 |
No.284 | マスター | 2005-05-06 23:03:39.11302+09 |
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はいはい。作品展の案内によると、 「5/11〜5/24の期間、下記ホームページにアクセスしていただくと、作品のご紹介とご予約を承っております。http://www.hankyu-dept.co.jp とありますので、ここから新作茶碗を見ていただけると思います。 |
No.285 | あしろ木 | 2005-05-07 22:25:23.655743+09 |
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左の茶碗は楽茶碗のような造形ですが 右の方は彫刻をみるような造形ですね ところで 今日から始まったメトロポリタン収蔵記念の作品展(西条市総合文化会館)へ行ってきました 水指11点と茶碗1点が出品されていました 茶碗はこのホームページの向かって左の伊部茶碗でした 東予時代から現在のものまで 大変見ごたえのあるものでした さむしろさんがおっしゃるように 水指においても 東予時代から牛窓初期にかけての作品は今のものとは雰囲気が違うので 一目瞭然でした (あおい) |
No.286 | さむしろ | 2005-05-08 09:53:24.203319+09 |
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今回は残念ですが行けません。どの11点が展示されているのか興味がありますが、並べて見ると造形・焼き成りの移り変わりがよくわかるでしょうね。西条市近辺には代表作が揃っていますから、11点といえども壮観だろうと想像しています。 |
No.287 | あしろ木 | 2005-05-08 22:54:13.605279+09 |
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手元の資料でわかるものを お知らせします 1 陶磁郎41のP58の上 2 陶陽と二人展の図録のP21 3 NHK出版の「茶陶」のP253の上 4 火襷 阿古陀 5 フランス パリ出品図録の右の上 6 伊部釣瓶桶 7 「陶21」のP54の向かって右 8 「陶21」のP51 9 安倍安人集のP43 10 庭園美術館出品作 11 安倍安人集のP47 以上です 8番は東予時代 1番は牛窓初期だとおもうのですが・・・ (あおい) |
No.288 | さむしろ | 2005-05-09 17:52:29.437747+09 |
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そうですか。いずれも名品・力作ぞろいですね。1、3、7、8、9、11はチェックしました。10が庭園美術館出品作品でしたら、このHP「受容と発信」で見る事ができますね。 8は「備前兜水指」ですね。これはどうでしょうか?土味は牛窓へ移られてからのもののような気もしますが、確証はありません。 1は「100年後に残したい作品」として陶磁郎に載った水指ですね。 |
No.289 | マスター | 2005-05-09 18:09:07.565398+09 |
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3と9の作品は「木花横田塾」の「作品」で見る事ができます。9が一番上。3が五番目だと思います。 アドレスは http://www.town.yokota.shimane.jp/mall/konohana/index.htm です。 |
No.290 | あしろ木 | 2005-05-09 23:53:35.372775+09 |
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10 はこのHP「受容と発信」の下段の向かって右から2番目です 8 は言われてみれば 牛窓初期かもしれませんね この蓋の火襷の発色はとても良いので 窯をついて間もない頃のような気がしてきました 8の水指を 久しぶりに見ることができましたが 前に見た時と印象が違いました 以前は単独で見たので 少し奇異に感じたのですが 今回はグレードの高い作品10点の中にあって とても存在感があって この水指と 火襷阿古陀水指があることによって 全体のバランスがとても良いように思えて 前ほど 奇異な印象はありませんでした (あおい) |
No.291 | マスター | 2005-05-10 10:27:25.863438+09 |
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8の作品のことですが、この水指には共蓋と緋襷の替蓋がついているということです。たしかにすばらしい緋色です。 |
No.292 | マスター | 2005-05-10 12:09:35.501305+09 |
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メトロポリタン収蔵記念作品展の会場風景写真が掲載されました。 この写真は主催者である西条石鎚ライオンズクラブから提供していただいたものです。同クラブの結成15周年記念事業のひとつとして催されました。 |
No.293 | さむしろ | 2005-05-10 19:20:38.486108+09 |
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出品作品を写真等でほぼチェックしましたが、さすがに見ごたえがある作品が揃っていますね。水指10点というのでも、なかなか同時にみる機会はありません。 今回の作品以外にも、写真でしかみていない作品で是非とも見てみたいものが沢山あります。 |
No.294 | マスター | 2005-05-11 13:34:11.688981+09 |
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284で紹介しました安倍安人と仲間たち展ですが、HPに茶碗はでていませんでした。他の作品が出ていますが、いずれも良い出来でほしくなりました。アドレスは、 http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/abe/index.html です。 |
No.295 | あしろ木 | 2005-05-12 11:47:19.36535+09 |
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阪急梅田のHPを見ました 今回の火襷徳利は 土味も発色もよく 見てみたいと思いました 景色も好きです (あおい) |
No.296 | さむしろ | 2005-05-12 15:21:17.742325+09 |
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緋色と白の抜け際がはっきりしていますね。一部にはぼかしたような緋色もでているし、反対側も見てみたいです。手にとってみたい逸品です。 |
No.297 | あしろ木 | 2005-05-12 17:07:25.901984+09 |
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安倍さんの徳利は 窯から出してきて 初めてお酒を入れた時の激変ぶりはすごいですね その楽しみは 「買った人のためにとっておきます」と安倍さんは 言っていました (あおい) |
No.298 | さむしろ | 2005-05-12 20:38:34.155988+09 |
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そうですか、それは知らなかったですね。少し解説していただけませんか? |
No.299 | あしろ木 | 2005-05-12 23:35:56.132513+09 |
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昨年11月 ギャラリーかわにしでの安人展の初日に メトロポリタン収蔵記念パーティーが かわにしでありました その時 伊部のお預け徳利に 安倍さんがお酒を入れて 皆で乾杯しました その徳利は とても黒くてつやのあるあがりでしたが お酒を入れたとたんに からすの濡れ羽色のごとく しっとりとして 上にかかった茶色のごまがくっきりと浮かび上がって その場にいた一同から 感嘆の声があがりました 土味のものの変化は 想像つき易いと思いますが 伊部の しかも光沢あるものが あそこまで 変わるとは 信じられないくらいです まさに お酒の魔術ですね (あおい) |
No.300 | さむしろ | 2005-05-13 11:14:55.87812+09 |
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その激変というのは、最初の1回だけですね? |
No.301 | あしろ木 | 2005-05-13 20:23:27.41308+09 |
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はい そうだと思います 以前安倍さんに聞いた話では 最も変化するのは 窯から出して2・3日の間だそうです 何しろ窯から出した時は 灰をかぶって 大変乾燥した状態ですから 2・3日の間に水分をすって すごく変化するそうです その次に変化するのが 初めてお酒を入れた瞬間だそうです その激変の瞬間を味わえるのは 買った人のみなのです 安倍さんは 「買った人のために その楽しみを残しておきます」と言っていました (あおい) |
No.302 | さむしろ | 2005-05-14 00:12:56.589556+09 |
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そうですか。それは知らなかったですね。 伊部徳利にお酒を入れ、冷蔵庫で冷やしてから出すと、徳利の表面がしっとりとして、あおいさんがおっしゃるようにカラスの濡れ羽色になり、これがすばらしく魅力的だということは知っています。皆さんが、かわにしさんでご覧になったのも多分そんな姿だっただろうと想像しました。ただあれを知ってしまうと1本持っていても、いいものに出会うとまたほしくなるんです。 |
No.303 | あしろ木 | 2005-05-14 14:42:45.097543+09 |
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そうなんですよネエ 安倍さんの徳利は 伊部 備前(土味) 火襷と多様で 次から次へと触手が動きます 昔から 「古備前にまだらの筒」と言われるほど 備前徳利は最高とされていますよね (あおい) |
No.304 | さむしろ | 2005-05-14 19:21:59.643848+09 |
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「古備前にまだらの筒」がそろえばたまらんでしょうね。 ただ誤解を恐れずに正直を言えば、古備前徳利より安倍安人作徳利でほしいというものが何点もあります。 わたしが最初に買った酒器が古唐津の筒形ですが端反りで、安倍さんの酒器に似た形でした。斑唐津は売り物として出会ったことはありませんし、出会っても買えなかったでしょう。斑、朝鮮、絵、無地など唐津で5ケ揃えるのは不可能です。いまは安倍備前酒器で十分満足しています。負け惜しみでなく正直にそう感じます。 |
No.305 | あしろ木 | 2005-05-14 22:08:56.300945+09 |
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同感です 古備前の徳利は未だ見たことがありませんし 唐津の酒器は発掘品しかお目にかかったことがありません 私の親しい友人はアルコールアレルギーなのに 安倍さんの徳利を2本も持っているんですよ 火襷と瓢を お酒の飲めない人にまで 所有欲をかきたたせるパワーがあるんですネ 安倍さんはスゴイです (あおい) |
No.306 | さむしろ | 2005-05-15 18:42:16.897888+09 |
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お預け徳利の形がだいぶ変わってきましたね。最近のものはふっくらとしてきました。以前はもう少しほっそりした感じがします。 |
No.307 | あしろ木 | 2005-05-16 09:29:07.962927+09 |
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そうですね お預け徳利は 以前は芋の形でしたが 最近は肩がよくはって胴が少ししぼられたような造形になって ふくよかな女性のような感じがします (あおい) |
No.308 | したり尾 | 2005-05-16 16:54:53.614567+09 |
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皆さん、大分ご無沙汰しました。パソコンがウィルス退治のワクチンに逆にやられてしまって、えらい目に遭いました。 お話は佳境に入っているようですね。しばらく、聞かせていただきます。よろしく。 |
No.309 | さむしろ | 2005-05-16 18:59:49.482312+09 |
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したり尾さん、それは大変でしたね。さびしかったですが、復帰を歓迎します。 安倍さんの、最近の作のお預け徳利をお茶事(正式な茶会)に使った方から聞きましたが、大変な評判だったそうです。酒器は安人作の備前、伊部、緋襷です。(客は3人です。)酒器を袖口にしまうような真似をするお客さんもおられたとか。 |
No.311 | あしろ木 | 2005-05-17 09:30:13.705166+09 |
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したり尾さん お久しぶりです こちらこそよろしくお願いします 話はお茶事に戻りますが そんなお茶事の取り合わせに 大変興味があります どのような趣向だったのでしょうね 袖口に入れたくなる気持ちもわかるような気がします きっと話がはずんだことでしょうね (あおい) |
No.312 | さむしろ | 2005-05-17 20:48:26.925842+09 |
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千家のお茶をされるご婦人ですが、還暦の茶事ということで2〜3年をかけて3〜5人の客で20回かそれ以上かの茶事をされたということです。道具組は定かではありませんが、千家筋のもの、古いものを取り混ぜて、懐石のなかでお預け徳利と酒器を安倍さんのものを使われたということです。安倍備前に魅せられたのか、安人作備前花入れを買われました。 客の中に、一旦帰途について途中で引き返して、あのお預け徳利をもう一度拝見したいと申し出られた御仁もおられたそうです。 |
No.313 | あしろ木 | 2005-05-18 20:28:39.489953+09 |
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いいものに出会った時は 意識がそこに 取り残されたような感覚になります いつも いいものを見ている人が わからないはずがないですよね (あおい) |
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